この記事で分かること
この記事では、PCの動作が重い時に最初に確認したいポイントを解説します。
主に、次の内容が分かります。
- PCが重くなる主な原因
- 最初に試したい基本的な確認項目
- タスクマネージャーで負荷を見る方法
- ストレージやWindows Updateの確認ポイント
- やってはいけない対処
- 改善しない時に次に確認したいこと
PCが重い原因は1つとは限りません。アプリの開きすぎ、スタートアップアプリ、空き容量不足、更新処理、ブラウザのタブや拡張機能など、いくつかの要素が重なっていることもあります。
まずは、危険な操作をせずに確認できる基本項目から順番に見ていきましょう。
PCが重くなる主な原因
PCが重くなる原因はさまざまです。
ここでは、初心者でも確認しやすい代表的な原因を紹介します。
アプリを開きすぎている
複数のアプリを同時に開いていると、CPUやメモリを多く使います。
たとえば、次のような状態ではPCが重くなりやすいです。
- ブラウザのタブをたくさん開いている
- 動画編集や画像編集アプリを開いている
- ゲームや配信アプリを起動している
- チャットアプリやクラウド同期アプリが常駐している
- 使っていないアプリを閉じずに残している
PCの性能に余裕があれば問題になりにくいですが、メモリが少ないPCでは動作の重さにつながりやすくなります。
スタートアップアプリが多い
スタートアップアプリとは、Windowsにサインインした時に自動で起動するアプリのことです。
スタートアップアプリが多いと、PC起動直後に多くの処理が重なります。
その結果、次のような状態になることがあります。
- サインイン後しばらく操作が重い
- ブラウザやエクスプローラーの起動が遅い
- デスクトップが表示されてもすぐに操作できない
- 通知や同期処理が一斉に始まる
不要なスタートアップアプリを見直すことで、起動直後の負荷を減らせる場合があります。
ストレージの空き容量が少ない
ストレージの空き容量が少ないと、PC全体の動作に影響することがあります。
特に、Cドライブの空き容量が少ない場合は注意が必要です。
空き容量が少ないと、次のような問題が起きやすくなります。
- Windows Updateが進みにくい
- 一時ファイルを作りにくい
- アプリの動作が不安定になる
- ファイルの保存や展開に時間がかかる
まずは、不要なファイルや使っていないアプリが増えていないか確認しましょう。
Windows Updateやセキュリティソフトが動いている
Windows Updateやセキュリティソフトのスキャン中は、一時的にPCが重くなることがあります。
これは、裏側で更新ファイルの確認、ダウンロード、インストール、スキャンなどが行われているためです。
一時的な重さであれば、しばらく待つことで落ち着く場合もあります。
ただし、毎回長時間重い場合は、更新が途中で止まっていないか、再起動待ちになっていないかを確認しましょう。
ブラウザが重くなっている
PC全体が重いように感じても、実際にはブラウザが原因のこともあります。
たとえば、次のような状態です。
- タブをたくさん開いている
- 動画サイトやSNSを複数開いている
- 拡張機能を多く入れている
- 長時間ブラウザを開きっぱなしにしている
ブラウザのタブを減らす、不要な拡張機能を無効にする、ブラウザを再起動するだけで改善することもあります。
まず確認したいこと
PCの動作が重い時は、いきなり難しい設定を変更するよりも、次の順番で確認するのがおすすめです。
- PCを再起動する
- 起動中のアプリを閉じる
- タスクマネージャーで負荷を確認する
- ストレージの空き容量を確認する
- スタートアップアプリを確認する
- Windows Updateの状態を確認する
- ブラウザのタブや拡張機能を見直す
この順番なら、初心者でも比較的安全に確認できます。
特に、再起動と起動中アプリの整理だけで改善することもあります。まずは簡単なところから確認し、少しずつ原因を絞っていきましょう。
PCが重い時に最初に確認すること
ここからは、PCが重い時に確認したい基本チェックを順番に説明します。
まずPCを再起動する
最初に試したいのは、PCの再起動です。
長時間PCを使っていると、一時的な処理やアプリの状態が残り、動作が重くなることがあります。
再起動すると、起動中のアプリや一時的な状態がリセットされるため、動作が改善する場合があります。
再起動の手順は次のとおりです。
スタート
→ 電源
→ 再起動
「シャットダウンしてから電源を入れる」よりも、まずは「再起動」を選ぶのがおすすめです。
起動中のアプリを閉じる
次に、使っていないアプリを閉じます。
特に、次のようなアプリが開いたままになっていないか確認しましょう。
- ブラウザ
- 動画アプリ
- ゲーム
- 画像編集アプリ
- オフィスソフト
- チャットアプリ
- クラウド同期アプリ
アプリを閉じる時は、ウィンドウ右上の「×」を押すだけでなく、タスクバーに残っていないかも確認すると安心です。
タスクマネージャーで負荷を確認する
どのアプリが重い原因になっているか分からない場合は、タスクマネージャーを確認します。
タスクマネージャーは、次のショートカットで開けます。
Ctrl + Shift + Esc
タスクマネージャーを開いたら、次の項目を確認します。
| 項目 | 見るポイント |
|---|---|
| CPU | 処理の負荷が高いアプリがないか |
| メモリ | メモリを多く使っているアプリがないか |
| ディスク | ストレージへの読み書きが多くないか |
| ネットワーク | 大量の通信をしているアプリがないか |
どれかの項目が高い状態で張り付いている場合、その項目を多く使っているアプリが重さの原因になっている可能性があります。
ただし、用途が分からないプロセスを無理に終了するのは避けましょう。
ストレージの空き容量を確認する
ストレージの空き容量も確認します。
Windows 11では、設定アプリから確認できます。
設定
→ システム
→ ストレージ
Cドライブの空き容量が少ない場合は、不要なファイルを整理します。
まず確認しやすいのは次の場所です。
- ダウンロードフォルダー
- ごみ箱
- デスクトップ
- 使っていない大きなファイル
- 不要になったインストーラー
- 使っていないアプリ
よく分からないシステムファイルやWindowsフォルダー内のファイルを手動で削除するのは避けてください。
スタートアップアプリを確認する
PC起動直後が特に重い場合は、スタートアップアプリを確認します。
設定アプリでは、次の手順で確認できます。
設定
→ アプリ
→ スタートアップ
自動で起動しなくても困らないアプリは、オフにすることで起動直後の負荷を減らせる場合があります。
ただし、セキュリティソフト、クラウド同期、周辺機器に関係するアプリは、用途を確認してから変更しましょう。
Windows Updateの状態を確認する
Windows Updateの処理中は、PCが一時的に重くなることがあります。
次の手順で確認できます。
設定
→ Windows Update
更新のインストール中、ダウンロード中、再起動待ちになっている場合は、処理が完了するまで待つか、必要に応じて再起動します。
更新が途中で止まっているように見える場合は、時間を置いてから再確認しましょう。
ブラウザが重い時に確認すること
PC全体ではなく、ブラウザを使っている時だけ重い場合は、ブラウザ側を確認します。
タブを閉じる
タブをたくさん開いていると、メモリを多く使います。
使っていないタブは閉じましょう。
特に、動画サイト、SNS、Webアプリ、オンライン会議ツールなどは負荷が高くなることがあります。
拡張機能を見直す
ブラウザの拡張機能が多いと、表示や操作が重くなる場合があります。
使っていない拡張機能は無効化するか削除しましょう。
ただし、パスワード管理やセキュリティ関連など、必要な拡張機能は無理に削除しないでください。
ブラウザを再起動する
ブラウザを長時間開きっぱなしにしている場合は、一度閉じて開き直すだけで改善することがあります。
作業中の内容がある場合は、保存してから再起動しましょう。
やってはいけない対処
PCが重い時でも、焦って危険な操作をしないことが大切です。
よく分からないシステムファイルを削除しない
容量を空けたいからといって、WindowsフォルダーやProgram Files内のファイルを手動で削除するのは避けましょう。
必要なファイルを削除すると、Windowsやアプリが正常に動作しなくなる可能性があります。
不要なアプリを削除したい場合は、設定アプリの「インストールされているアプリ」からアンインストールする方が安全です。
不明な高速化ツールを安易に入れない
「PCを高速化する」と書かれたツールを安易に入れるのは避けた方が安心です。
中には、不要な常駐アプリを増やしたり、設定を大きく変更したりするものもあります。
まずは、Windows標準の設定やタスクマネージャーで確認できる範囲から見直しましょう。
重要なアプリをまとめて無効にしない
スタートアップアプリや常駐アプリを整理する時は、一度に大量に無効化しない方が安全です。
何を変えたか分からなくなると、問題が起きた時に戻しにくくなります。
変更する時は、少しずつ行い、再起動後に問題がないか確認しましょう。
改善しない時の次の確認ポイント
基本的な確認をしても改善しない場合は、次のような点も確認します。
- メモリ容量が足りているか
- ストレージがHDDかSSDか
- 常にCPUやディスク使用率が高い状態になっていないか
- 特定のアプリを使う時だけ重くなるか
- PC本体が熱くなりすぎていないか
- 最近入れたアプリや更新後から重くなっていないか
PCの年数が古い場合や、メモリが少ない場合は、設定だけでは改善しにくいこともあります。
その場合は、不要なアプリの整理、メモリ増設、SSDへの交換、PCの買い替えなども選択肢になります。
ただし、ハードウェアの交換はPCの種類によって難易度が違うため、不安な場合は詳しい人やサポート窓口に相談しましょう。
まとめ
PCの動作が重い時は、いきなり難しい設定を変更するより、基本的な項目から順番に確認するのがおすすめです。
まず確認したい流れは次のとおりです。
再起動
→ 起動中のアプリを閉じる
→ タスクマネージャーを確認
→ ストレージの空き容量を確認
→ スタートアップアプリを確認
→ Windows Updateを確認
→ ブラウザのタブや拡張機能を見直す
よく分からないシステムファイルを削除したり、不明な高速化ツールを入れたりするのは避けましょう。
安全に確認できるところから少しずつ見直すことで、PCが重い原因を探しやすくなります。