この記事で分かること
この記事では、Google Chromeのメモリ使用量が多い時に確認したい設定を初心者向けに解説します。
主に、次の内容が分かります。
- Chromeのメモリ使用量が多くなる理由
- Chromeのタスクマネージャーで確認する方法
- タブを開きすぎていないか見直す方法
- 拡張機能を確認する方法
- メモリセーバーを使う方法
- バックグラウンド実行を見直す方法
- やってはいけない対処
Chromeは便利なブラウザですが、開いているタブや拡張機能が増えると、メモリ使用量が大きくなることがあります。
PCが重いと感じる時は、Chromeの設定や使い方を少し見直してみましょう。
Chromeのメモリ使用量が多くなる理由
Chromeは、ページ、タブ、拡張機能などをそれぞれ分けて動かすことがあります。
そのため、1つのタブだけを開いている時よりも、複数のタブや拡張機能を使っている時の方がメモリを使いやすくなります。
メモリ使用量が増えやすい原因です。
- タブをたくさん開いている
- 動画サイトを複数開いている
- 重いWebアプリを使っている
- 拡張機能を多く入れている
- 長時間Chromeを開きっぱなしにしている
- バックグラウンドで動く機能がある
- PC全体のメモリ容量が少ない
Chromeがメモリを使っているからといって、すべてが悪いわけではありません。
ただし、PC全体が重い、タブの切り替えが遅い、ファンがよく回る、他のアプリまで重いといった場合は見直す価値があります。
まずPC全体の状態を確認する
Chromeだけが原因とは限りません。
まずは、PC全体でメモリが足りているか確認しましょう。
Windows 11では、タスクマネージャーでメモリ使用量を確認できます。
Ctrl + Shift + Esc
→ タスクマネージャー
→ パフォーマンス
→ メモリ
または、プロセス画面で、どのアプリがメモリを使っているか確認します。
タスクマネージャー
→ プロセス
→ メモリ列を確認
ここでChromeの使用量が大きい場合は、Chrome内のタブや拡張機能を確認していきます。
他のアプリも大きく使っている場合は、ChromeだけでなくPC全体の見直しも必要です。
Chromeのタスクマネージャーで確認する
Chromeには、ブラウザ内のタブや拡張機能ごとの使用量を確認できるタスクマネージャーがあります。
開き方です。
Chrome右上の︙
→ その他のツール
→ タスク マネージャ
または、Chromeを開いた状態で次のキーを使える場合があります。
Shift + Esc
Chromeのタスクマネージャーでは、次のような項目を確認できます。
- タブ
- 拡張機能
- GPUプロセス
- サブフレーム
- メモリ使用量
- CPU使用率
メモリ使用量が大きいタブや拡張機能があれば、それが重さの原因になっている可能性があります。
すぐに終了しない方がよいものもある
Chromeのタスクマネージャーからプロセスを終了できますが、よく分からないものを何でも終了するのは避けましょう。
終了すると、表示中のページが閉じたり、入力中の内容が消えたりすることがあります。
まずは、明らかに不要なタブや、使っていない拡張機能から見直すのがおすすめです。
タブを開きすぎていないか確認する
Chromeのメモリ使用量が多い時、一番よくある原因がタブの開きすぎです。
調べものをしていると、気づかないうちにタブが増えていきます。
次のような状態になっていないか確認しましょう。
- 同じようなページを複数開いている
- 後で読むつもりのタブが残っている
- 動画やSNSのタブを開いたままにしている
- Web会議やWebアプリのタブが残っている
- 何日もChromeを閉じていない
使っていないタブを閉じるだけでも、メモリ使用量が下がることがあります。
後で読みたいページはブックマークする
タブを「あとで読むリスト」のように使っていると、どんどん増えてしまいます。
後で読みたいページは、タブで残すのではなく、ブックマークやリーディングリストに入れると整理しやすいです。目安としては、後で読むページはブックマークに保存し、よく使うページはブックマークバーに置き、一時的な調べものは必要がなくなったら閉じる、という使い分けがおすすめです。
タブを減らすだけでも、Chromeの動作が軽く感じることがあります。
メモリセーバーを確認する
Chromeには、使っていないタブのメモリ使用量を抑えるためのメモリセーバー機能があります。
設定場所です。
Chrome右上の︙
→ 設定
→ パフォーマンス
→ メモリ
環境によって表示名や項目は少し変わることがありますが、「メモリセーバー」や「パフォーマンス」関連の項目を確認します。
メモリセーバーを有効にすると、しばらく使っていないタブのメモリ使用を抑え、再度開いた時に読み込み直すことがあります。
Googleは、Chromeのパフォーマンス設定でメモリセーバーを使い、非アクティブなタブのリソース使用を抑える機能を提供しています。
常に動かしたいサイトは例外にする
メモリセーバーを使うと、使っていないタブが一時的に休止することがあります。
そのため、次のようなサイトでは注意が必要です。
- 音楽再生
- Web会議
- チャット
- ダッシュボード
- 常に更新したい管理画面
- 長時間入力中のページ
必要なサイトが休止して困る場合は、メモリセーバーの例外設定を確認しましょう。
パフォーマンス関連の通知を確認する
Chromeには、タブやページが多くのリソースを使っている時に、パフォーマンス関連の通知を出す機能が用意されることがあります。
Chromeのバージョンや利用環境によって表示は異なりますが、設定の「パフォーマンス」周辺を確認してみましょう。
GoogleはChromeのパフォーマンス関連機能として、リソースを多く使うタブを見つけやすくする改善を行ってきました。
通知が表示された場合は、どのタブが重いのか確認し、不要であれば閉じる、必要であればそのまま使う、と判断します。
拡張機能を見直す
Chromeの拡張機能は便利ですが、入れすぎるとメモリやCPUを使うことがあります。
特に、常にページを監視するタイプの拡張機能は、複数入れると重くなる場合があります。
拡張機能の確認場所です。
Chrome右上の︙
→ 拡張機能
→ 拡張機能を管理
または、アドレスバーに次を入力します。
chrome://extensions/
確認したいポイントです。
- 使っていない拡張機能はないか
- 同じような機能の拡張機能が重複していないか
- 最近入れた拡張機能のあとから重くなっていないか
- 評判がよくない拡張機能がないか
- 不要な権限を求めていないか
使っていない拡張機能は、無効化または削除しましょう。
まずは無効化で試す
いきなり削除するのが不安な場合は、まず無効化で試すのがおすすめです。
拡張機能を無効化
→ Chromeを再起動
→ 重さが変わるか確認
問題がなければ削除を検討します。
必要になった時だけ有効化する使い方でも構いません。
バックグラウンド実行を見直す
Chromeを閉じたつもりでも、一部のアプリや拡張機能がバックグラウンドで動き続ける場合があります。
設定場所です。
Chrome右上の︙
→ 設定
→ システム
または、設定画面内で「バックグラウンド」を検索します。
「Google Chromeを閉じた際にバックグラウンドアプリの処理を続行する」のような項目がある場合は、必要に応じてオフにします。
ただし、オフにすると一部の通知や拡張機能の動作が変わることがあります。
必要な通知がある人は、動作を確認しながら変更しましょう。
閲覧データやキャッシュを確認する
Chromeのキャッシュや閲覧データが増えていると、ストレージ容量を使うことがあります。
ただし、メモリ使用量の直接的な原因とは限りません。
キャッシュ削除は、次のような時に試すとよいです。
- ページの表示がおかしい
- 古い内容が表示される
- Chromeの容量使用が気になる
- 長期間まったく整理していない
確認場所です。
Chrome右上の︙
→ 設定
→ プライバシーとセキュリティ
→ 閲覧履歴データの削除
注意点として、Cookieやサイトデータを削除すると、ログイン状態が解除されることがあります。
必要なパスワードや二段階認証の準備があるか確認してから行いましょう。
Chromeを再起動する
長時間Chromeを開きっぱなしにしている場合は、再起動するだけで改善することがあります。
手順です。
必要な作業を保存する
→ Chromeを閉じる
→ 数秒待つ
→ Chromeを開き直す
タブを大量に復元すると、再び重くなることがあります。
再起動する前に、不要なタブを閉じておくとより効果的です。
Chromeを更新する
Chromeのバージョンが古い場合、修正済みの不具合やパフォーマンス改善が反映されていないことがあります。
更新確認の場所です。
Chrome右上の︙
→ ヘルプ
→ Google Chromeについて
更新がある場合は自動で確認され、再起動を求められることがあります。
セキュリティのためにも、Chromeはできるだけ最新の状態にしておきましょう。
PCのメモリ不足も確認する
Chromeを見直しても重い場合、PC本体のメモリ容量が足りない可能性もあります。
特に、次のような使い方をしている場合はメモリを使いやすいです。
- Chromeで多くのタブを開く
- Web会議を使う
- 画像編集や動画編集をする
- Officeアプリを複数開く
- ゲームや重いアプリを同時に使う
タスクマネージャーでメモリ使用率が常に高い場合は、アプリの同時起動を減らす、不要な常駐アプリを見直す、PCの買い替えやメモリ増設を検討することもあります。
ただし、ノートPCによってはメモリ増設ができない場合があります。
購入前や作業前に、メーカー情報を確認しましょう。
やってはいけない対処
Chromeが重い時でも、次のような対処は避けた方がよいです。
- よく分からない高速化ソフトを入れる
- システムファイルを削除する
- 設定を一気に大量変更する
- 拡張機能を確認せず増やす
- パスワードやCookieを理解せず削除する
- 怪しいクリーンアップツールを使う
特に、ブラウザ高速化やメモリ解放をうたうツールには注意が必要です。
かえって不要な常駐アプリが増えたり、個人情報やセキュリティ面で不安が出たりすることがあります。
Chromeの標準機能やWindowsのタスクマネージャーから確認する方が安全です。
確認する順番
初心者が確認するなら、次の順番がおすすめです。
- タスクマネージャーでPC全体のメモリを見る
- Chromeのタスクマネージャーで重いタブを確認する
- 不要なタブを閉じる
- 拡張機能を無効化して試す
- メモリセーバーを有効にする
- バックグラウンド実行を見直す
- Chromeを再起動する
- Chromeを更新する
この順番なら、比較的安全なところから確認できます。
いきなり難しい設定を変更するより、まずはタブと拡張機能を見直すだけでも効果があります。
まとめ
Chromeのメモリ使用量が多い時は、まず原因を確認することが大切です。
タブをたくさん開いている、重いWebアプリを使っている、拡張機能が多い、バックグラウンド実行が残っているなど、原因はいくつかあります。
確認したいポイントは次の通りです。
- PC全体のメモリ使用量を見る
- Chromeのタスクマネージャーを見る
- 不要なタブを閉じる
- 使っていない拡張機能を無効化する
- メモリセーバーを確認する
- バックグラウンド実行を見直す
- Chromeを更新する
Chromeがメモリを使うこと自体は珍しくありません。
ただし、PC全体が重いと感じる場合は、タブ、拡張機能、メモリセーバーの順に見直すと改善しやすくなります。
無理に怪しい高速化ツールを使うのではなく、ChromeとWindowsの標準機能から安全に確認していきましょう。